社員インタビュー

キョーシンタクシー|
社員インタビュー

現役タクシードライバーの「ホンネ」を聞きました。日々何を考え仕事に取り組んでいるのか、 タクシードライバーとはどのような仕事なのか、それぞれの思いや仕事のやり方についてご紹介します。

「接客」がタクシードライバーの仕事の
「核」だと思います。

青山裕次郎さん(5年目・男性)

タクシードライバー

キョーシンに入社したきっかけを教えてください。

今でこそキョーシンでタクシードライバーとして仕事をしていますが、以前はグループ会社で倉庫作業スタッフとして働いていました。そう考えると、タクシードライバーとしては5年ほどですが、同グループ会社で働いていた期間を含めると20年以上こちらで仕事をしていることになりますね。 長年働いた倉庫作業の仕事からキョーシンに異動しようと思った一番の理由は、身体的な限界を感じたことです。当時の上司に相談したところ、「ちょうどキョーシンの人手を募集している」という話を聞いて、「やってみようかな」と。実はタカスズグループ内で別事業へキャリアチェンジする人も珍しくはないんですよね。

環境の違いに不安はありませんでしたか?

不安は特にありませんでしたが、業務内容がガラリと変わったので内容を覚えなおす時間は必要でした。 それと倉庫内作業はチームで仕事を進めていましたが、タクシーは個人営業です。売上は給与にもダイレクトに響いてくるので、 ちゃんとやれるかなという心配はありました。

実際にタクシー乗務をしてみてどうですか?

考えるべきことは色々あるなあと思いました。ただ車を走らせるだけではなく、「接客」が必ず発生します。 お客様によっては必要最低限のこと以外しゃべりたくない人もいれば、乗車中ずっとしゃべり続けるような人もいますよね。 私自身の仕事の仕方を大きく変えるというより、できるだけお客様が快適に過ごせるように気を使うことを心がけています。 これが仕事の「核」じゃないかな。
売上の面でいえば、色んな場所を巡回しつつ、無線配車からの依頼も活用しています。道路を流しているだけだと日によってブレが大きいから、 駅や病院やキョーシン専用乗り場など、人がたくさん集まるところを順番に回るのが「稼ぐコツ」です(笑)。

タクシーは「会社の看板」を背負って走る

仕事の中で、記憶に残っているできごとはありますか?

ミスというか、「失敗したなぁ」と反省したことはあります。すれ違いが難しいような細い道を運転していたとき、 運悪く対向車が来てしまったんですね。お互い立ち往生してしまいそうだったので「すれちがえそうなところまで下がってくれ」と身振りで示したら、 後日、その相手から会社にクレームが来てしまいました。
運転をしていると車両同士の譲り合いが必要な場面はたびたびあると思います。そういった場面に行き会ったときに、「自分が先だ」という意識でいると周囲に不快な思いもさせますし、 なにより会社の看板に泥を塗ることになってしまうなあと反省させられたできごとですね。

そのほか、お客様との対応で特に気を付けていることはありますか?

大きな声で挨拶をすること、明るく接客をすること、行き先やルートを確認してから出発することですね。 どれもタクシードライバーとしては当たり前のことだとは思いますが、「当たり前だよね」と思われることができていなかったらお客様の信頼は得られません。

タクシードライバーをしていて良かったと感じたできごとはありますか?

乗車中のお客様と楽しくお話ができたときは「良かったなあ」と思います。もちろん無言で乗っていたい方に無理やり話しかけることはしませんが、コミュニケーションが取れると安心します。

「当たり前」こそ徹底したい

これからの目標を教えてください。

「無事故・無違反」です。
先ほど「当たり前のことを徹底する」という話をしましたよね。同じように「無事故・無違反」という目標もドライバーなら誰でも気をつけていることだとは思いますが、 あらためて意識をするのとしないのとでは大きな差があります。基本的なことこそなあなあにせず、徹底して実践することを心がけていますね。

運転中の「ありがとう」が
仕事を豊かにしてくれます。

齋藤康秀さん(13年目・男性)

タクシードライバー

キョーシンに入社したきっかけを教えてください。

当時、私は建築関係の現場で働いていたのですが、経営不振で仕事がなくなってしまったんです。1ヶ月に1週間働けるかどうかという程度で、「さすがにこれでは食っていけないよね」と。妻と相談し、転職を決めました。

なぜタクシー業界を選んだのでしょうか?

自分の営業の仕方によって売上や収入が稼げるという点が性に合っていたからです。 タクシーの運転に必要な普通自動車二種免許を自分で取得してから、4社ほど面接を受けました。 キョーシンを選んだのは、面接の際に感じた社内の雰囲気の良さに惹かれたからです。

今感じている、この仕事の「やりがい」について教えてください。

お客様が降車する際、「ありがとう」と声をかけていただけると、「この仕事を選んでよかったな」と感じます。 私自身、お客様とお話するのが好きだということもありますが、運転中も会話ができると楽しいですね。
ただ相手によっては乗車中に話しかけられることを嫌がる方もいらっしゃるので、お客様の様子を見ながら接客の方法は変化させています。 また、楽しくコミュニケーションが取れたとしてもあくまでドライバーとお客様の関係ですから、言葉づかいや態度が気安くなりすぎないよう一線を引くことには気を付けています。

58歳で入社 5年目でようやく1人前に

13年間のタクシードライバー経験でどのような技能が身につきましたか?

一番は「運転に対するマナー」が身についたと思います。キョーシンに入社するまでは「我が我が」で運転していましたが、 お客様を乗せて走るとなったら危険な運転はご法度ですよね。譲り合いが必要な場面では安全第一で相手に譲るなど、 タクシードライバーとして仕事をするうちにだんだんと安全を優先する意識が高まってきました。

ドライバーとしてのキャリアが長いですが、入社直後と比べて成長した実感はありますか?

そうですね、入社直後の道を覚えるだけでアタフタしていた頃に比べると、だいぶ落ち着いて仕事ができるようになってきたと思います。 5年目くらいでやっと一人前の仕事ができるようになったような気がしますね。
58歳の時に入社して今年で13年が経ちますが、年を迎えても嘱託職員として仕事ができるようですし、 働きたい人なら長く働ける環境は整っているのではないでしょうか。

今後の目標を教えてください。

一番は「無事故・無違反」ですね、やはり。車を運転している以上、ちょっとした気のゆるみで大きな事故につながってしまいますから。

事故を起こしてしまった経験があるのでしょうか。

停車中、足元に落ちたペンを拾おうとした瞬間ブレーキがゆるんで、前に停まっていた車に追突してしまったことがあります。 幸い私しか乗車していませんでしたし、相手にも私にもケガはありませんでしたが、肝を冷やしました…。
「無事故・無違反」というと「自分が事故を起こさず、交通法規違反をしない」という意味にとられがちですが、私は少し違った捉え方をしています。 私がただ停まっていただけの車にぶつけてしまったように、自分が気を付けていても事故を起こされてしまうことはあります。 自分の周囲にもよく目を配って、事故の起こりそうな状況を回避していくことまで含め「無事故・無違反」だと私は考えています。

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